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英語のリエゾンとは、文章中の2つの単語がつながって、発音が変わる現象です。リエゾンは、4つのタイプに分かれます。
Linking,Reduction, Flapping, 単語がつながって、別の音になるパターンです。
この「リエゾン」をマスターすると、多くの人がしゃべっている、普通の「カタカナ英語」とは全く違う英語が聞き取れるようになり、自分でも同じような発音で英語が話せるようになります。
今回は、リエゾンとリエゾンのマスターの仕方について紹介していきます。
リエゾンは4タイプ
Linking(リンキング)
Linkingから見ていきましょう。
リンキングは、子音+母音、子音+子音に分かれます。
子音+母音
Look at
カタカナで読むと、「ルックアット」になりますが、LookのKとAtのAがつながって、「ルッカット」に聞こえます。
Look atを何度も繰り返して言うと、「ルッカット」に聞こえてきますよ。
Tell us
カタカナだと、「テル、アス」になりますが、これも何度も繰り返して言うと、「テラス」に聞こえてきます。
Can I
良く知られてる表現で、「キャナイ」という風にCanとIがつながって聞こえますよね。
子音+子音
Want to
英語で書くと、I wannaと書いたりします。そのまま読んで「アイウォナ」と聞こえます。本当にネイティブでも「アイウォナ」って言っているので、そのまま「アイウォナ」で覚えるとリスニングの時も実際に自分が話す時も便利です。
Got to
子音のTがつながります。この場合は、「ゴットトゥー」とは言わずに、「Gotta」と聞こえます。
Reduction(リダクション)
Reductionは、英語で読んだらある英語が実際に会話になると消えている音になります。
多くの人は、このリダクションに惑わされて、「あれーやっぱり英語は聞けないかも」と思ってしまう人が多いようです。
例えば、I didn’t talk to him.のDidn’tは、Nの音が弱くなって口の中でもごもご言っているように聞こえます。
Flapping(フラッピング)
アメリカ英語に多い印象です。
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Waterが、ウォーラーに聞こえたりします。イギリス英語では、Tははっきりと発音します。オーストラリア英語はその中間です。
短縮表現
Toの短縮
Toがつながって聞こえます。
I’m going to go to the beach this weekend.は、I’m gonna go to the …と聞こえます。
Ofの短縮
Sort of
↓
Sortf(ソートブ)と聞こえます。
Kind of
↓
Kindf(カインダブ)と聞こえます。
リエゾンをマスターするにはどうしたらいいの?
大量の英語を聞くことが必要になってきます。ただ右から左への聞き流しではなくて、自分でも同じような発音をする必要があります。
自分で同じ音を出してみることが、リスニング力アップの秘訣になるのですね。
できるだけ多くのテキストを読んで、知識をインプットすることが必要になってきます。
もちろん、リエゾンの組み合わせはたくさんありますので、ネイティブの発音を身につけるには時間がかかります。
ですが、音読を繰り返しているうちに、少しずつできるようになってきます。
どのくらいの期間で身につくようになるの?
数か月で習得するのは難しいでしょう。個人的には、時間がかかる方だったので、数年単位の時間を費やしてきました。
でも、リエゾンを意識して聞けるようになるだけで、ただ文法対策をしている人や、カタカナ英語でしゃべっている人とは比べ物にならないほどあなたの英語力は伸びます。
さらに、一度聞けるようになったら、リエゾンを聞ける能力が衰えることがありません。一度身につけたら、一生もののスキルということです。それくらい、効果的なリスニング方法がカギになります。
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