「リスニングの前置詞が聞こえない」を解決するための6つの音とは?

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「英語の文章を読んだら意味がわかるのに、同じものでも聞くだけだとわからなくなってしまう」というお悩みがあります。

実は、この「聞こえない」の原因は、ほとんどが前置詞(at/to/onなど)の音の変化です。

この前置詞が、前後の音とくっついて違う音に聞こえるので、「聞こえなかった」「わからなかった」という印象が残ります。

前置詞がどのような音になるかを知るだけで、余裕を持って英語が聞けるようになってくるので、今日はその点を見ていきたいと思います。

前置詞が聞けると得られるメリット

前置詞が聞けると得られるメリット
  • 小さな音の違いに動揺しなくなる。
  • リスニング能力が上がる。
  • 前後の意味が理解できるようになるので、理解度が底上げされる。
  • 自分でも同じ発音ができるようになるので、正しく英語をしゃべることができる。

このようなメリットがあります。

特に、前置詞は一度音で理解してしまうと、「本当はこんな音だったんだ」と納得してレベルアップすることができます。

さらに、自分でも同じ音が出せるようになるので、正しい発音ができるようになり、正確に情報を伝えることができるようになります。

それでは、実際にどうやって前置詞の音が変化をしているか、見ていきましょう。

前置詞の音の変化

①at

意味は場所、時の一時点と考えます。ですが、このat、リスニングになると、ほとんど聞こえないことが多いです。

I just arrived at the movie theater.

という時には、ここではATのTが聞こえなくて、ほとんどAしか聞こえません。

She is good at cooking. 彼女は料理が上手なんだよ。

こう言いたい時も、前のGoodと繋がって、「グーラット」みたいに聞こえます。Atの前にくる単語で音が変わってくるようですね。

②in

Inが使われるのは、場所の中にいる時や年代を表します。

I met her in the supermarket.

彼女にスーパーで会った。

I came to Spain in 2015.

スペインには2015年に来た。

発音は、inの「I」の音が変わるというよりは、「N」の音が変わります。最初の例だと、「inthe」がつながって聞こえて、INNAと聞こえます。

二つ目の例文では、「Spain」と「in」が繋がって、「Spainin」という音に聞こえますよね。

③on

I love watching movies. On the other hand, my husband loves reading books.

(私は映画を見るのが好きですが夫は読書が好きです。

オンは、カタカナで書くと「アン」もはや、オンではなくて、アに近いオに聞こえることがあります。

アメリカ人は、口を横に開いて「オン」と言いますが、イギリス系は、口の大きさをあまり変えずにそのまま「オン」と言います。

アメリカ発音が好きな人は、日本語の「え」くらい口を横にひいてみて、「オン」と言うとそれっぽい発音になります(^^)

④from

The flight leaves from Terminal B.

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飛行機はターミナルBから出発します。

I’m going out with some friends from work tonight.

今夜職場の友達と飲みに出かけます。

カタカナで「フロム」という音で考えている場合は、かなりかけ離れた音になっていることにお気づきでしょうか?

「フロム」というよりは、「FRオm」という音を一つ一つ発音した方がわかりやすいかもしれません。

一緒に練習していきましょうね。

⑤to

toは、聞き取りにくい前置詞の一つです。

リスニングでは、「トゥー」とは聞こえません。最初の「T」の音だけが聞こえます。

例えば、Let’s go to the park.公園に行こう

という例文だと、「Goto」がつながって、toの音が変わって聞こえますね。

カタカナで書くと、「ゴールー」という風になります。

前置詞が連続すると、音のリエゾン(リンキング)が、起こりやすいのです。
というのも、前置詞って多くが、母音で始まるからです。
in, on, out, up, about…などなど。
母音で始まるということは、その直前の子音と、音が繋がるということです。
send it in to は、senditinto となり、センディディントゥと、繋がって聞こえます。
brush up on は、brushupon で、ブラッシャッポン。

多くの日本人は、単語を個別に発音する癖があるため、こういったリエゾンが苦手。
音が繋がると、それだけで全くわからなくなる。
send it in to を、センド イット イン トゥ~と、認識していると、実際の音は、センディディントゥなので、響きが全く違います。
そのせいで、あれれ・・・となってしまうのです。

簡単な文章なのに、聞き取れない・・・というのは、こういったリエゾンが、原因です。
英語を聞く時(読む時)、前置詞の用い方にも、注意をしましょう。
前置詞を上手に使える人は、かなりの英語上級者と言えると思います(^O^)

参照元:https://englishbootcamp.jp/?p=1594

⑥for

Toと同じように、最初のFの音しか聞こえない時があります。

I came to Spain for more than 3 years ago.

この文章の中で伝えたい情報は、三年以上前という内容なので、Forはそこまで強調しません。

Forは、「フォ」とさらっと発音するくらいの感じになります。

まとめ

私たちの頭の中には、これまでの英語学習で積み重ねてインプットしてきた「音」が存在しています。

「on」と見ると「オン」とカタカナで考えてしまうことです。

ですが実際にリスニングの問題や英会話で聞く音と違う場合があります。そのギャップがあるから、「聞き取れない」「速く聞こえる」「難しい」と感じてしまうことがあります。

ですが、攻略していくのは、この「音の違いをもう一度書き換える」ことだけです。

本当はこのように聞こえるんだよということを自分で発音しながら、耳で聞きながらインプットしていくだけで、あなたの英語のレベルは飛躍的に伸びるでしょう。

このように、英語力が伸びる仕組みをしっかり理解できる方法をこちらの無料セミナーでも解説しています。

あなたの英語力がますます伸びていきますように、応援しています!

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