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「tell」を「伝える」という意味を思い浮かべるかもしれません。
tellを使った表現と考えると、
The doctor told me to avoid fatty foods.
直訳:医者が私に油っこいものを取らないように言った(お医者さんに、油っこいものは取らないようにって言われたのというような時)
など、「tell+人」の表現などがありますよね。
他にもtellの意外な意味を理解すると会話の幅が広がるので、見ていきましょう。
tellの意外な意味とは?
「tell=伝える」という意味がありますが、他にも「話す、知る、分かる」という意味があります。
聞き手の存在を前提として、話す内容に焦点を当てて述べている動作を表す言葉です。
会話に限らず、「状況から分かること」「見分けられること」についても使える言葉です。
ボディーランゲージや表情にも使えます。
例えば、
Can you tell the difference between this beer and that beer?
このビールとあのビールの違い、分かる?
実際に使えそうな状況を考えてみましたが、
Can you tell the difference between this cheese and this cheese?
このチーズとこのチーズの違い分かる?
スペインのバルで使えそうなフレーズです。種類がありすぎるので。
このようなシーンで、直訳すると、「味の違いを伝えることができる?」になりますが、
実際は、違いが分かるかどうかという意味になり、「味の違いが分かる?」と解釈できます。
他にも、人の雰囲気で
A:You look nice today. Do you have anything planned after work?
今日良い感じね、仕事の後に何か出かける予定でもあるの?
B:Can you tell?(How can you tell?)
分かる?
という風にtellが使われたりもします。
使えるイディオム
I told you
相手を非難する時のフレーズなので、気をつけたいものです。
I told you. You need to share your toys with your friend.
言ったでしょ。友達とおもちゃを仲良く使わないと。
I told you so. You need to put your homework in the bag last night.
だから言ったでしょ。昨日の夜宿題をバッグに入れときなさいって。
日本語のような感覚で、「前に言ったと思うんだけど」という場合には、
I think we’ve talked about this before but
I think we had a chat about this but
などの違う動詞に切り替えるのもいいかもしれません。
Tell me about it!
本当だよね!という意味の表現になります。
You don’t need to tell me about it!
直訳:あなたは私にいう必要がない=言わなくても分かるよ
の最初の部分が省略されています。
私は、どうしても直訳して、「私にそれについて言ってください?ってどういう意味だろう?」という解釈になってしまうのですが、
そういう場合は、「You don’t need to」というのを心の中で言ってみるとわかりやすいです。
I can tell you
発言を強調したい時に使われる表現です。
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日本語に訳される時には、「本当に」「全く」という意味になります。
I can tell youの「you」が強調されるという感じでしょうか。
I have something to tell you
話をしておきたいことがあるんだけど。
恋人同士での話でこのフレーズが出たら、大体別れ話か、大きなイベントのどちらになるほど、深刻なニュアンスが伝わってきます。
私が別れ話を切り出された時には、英語ネイティブの相手はこのフレーズを使っていました。私の過去の失敗談はこちら。
Let me tell you what happened.
何が起こったかお話させてくださいね。
Tellの前に「Let me …」をつける表現だと、自分から進んで「~しましょう」というニュアンスがつきます。
重そうなカバンを持ってあげたい時や、「~させてください」という時に使う表現です。
オーストラリアで、降りた駅に階段しかなくて、私は重いトランクを持っていた時、一人のおじいさんが「Let me help you」と言ってくれたのが印象的でした。
sayとtellの違いとは?
sayは、話している人の発言に焦点を当てている動詞です。
一方、tellは、聞き手の存在を前提として話の内容に焦点を当てて述べる動作を意味します。
例えば、
‘Hi’, she said.
とは言っても、
‘Hi’, she told.
とは言いません。
直接話法では、toldを使うことができません。
※直接話法=セリフのように自分の発言の中で「…。」をつけて話しているような感じです。
例えば、He said, ’I’m going to take a trip to Hawaii this summer.’
tellを使う場合は、その後に誰に言っているのかという「誰」を言う必要があります。
例えば、
He told me
He told her
She told me
I told you
など、「誰に」という言葉を置く必要があります。
※状況などから分かる「I can tell」と言う時。
I can tell she’d fit in with everyone in the company.
(私としては)彼女はみなに溶け込むと見ています。
このように使う時には、I can tellの後にそのまま主語+動詞と文章を持ってくることができます。
Thank you for your cooperation 😉
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