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英語の学習で「なんとなく」っていうのは、感覚ってイメージがつかみにくいし、「本当に合っているのかな?」といつまでも「本当に理解できない」。結局「英語ができるようになっているかわからない…→伸びが感じられない」ということがあります。

代表的なのが「英語のイントネーション」

一度できて「そのイントネーションでいいよ!」と講師から言われたり、自分で「何となくいいかも」と思っても、本当に合っているのかわからない分野ですよね。

今日はイントネーションを理屈で考えて、理解できるようにしていきます(^^)。

さて、英語ネイティブと日本語ネイティブが話した時に、聞いてすぐにわかるのはイントネーションの違いですよね。

ちなみに、こちらの記事では、英語と日本を聞いてなぜか違いがわかります↓↓↓

聞いたら3秒でわかる!日本人の英語ネイティブの違いを音声付で解説してみた

 

イントネーションって、そもそも攻略できるの?

やはり、攻略した方がいいポイントは、「イントネーション」ですね。

イントネーションを攻略したら、ネイティブっぽく聞こえる。それはわかるけど、どうやったら?という疑問があります。

 

イントネーションと言っても、ただ適当に強く言ったり弱く言ったりするのではありません。でも、「聞いた感じでなんとなく理解していってね」と言われてもやる気がなくなりますよね。

 

実はイントネーションを強くする言葉には法則があります。ただ何でもいいから適当に「これかな?」と思う単語の音を強く言っているのではなくて、ストレスをつける言葉には種類があるんです。

カギは機能語と内容語だった!

その区別の種類を機能語内容語といいます。

機能語はあまり強調しません。内容語は強調します。

例えば、It’s so nice of you.「優しいですね」と言う時、どこにストレスを置きますか。

It IS so nice OF youとは言いませんよね。この場合は、It’s SO NICE of you.(優しいね)のSo niceという内容語(形容詞や副詞)を強調します。

 

それでは、機能語内容語にはどのような言葉が含まれるのでしょうか。

機能語の種類にはどんな英語があるの?

人称代名詞

英語の文法で、「アイマイミーマイン」とか、覚えませんでしたか?I my me mine…He his him hisとか…このような呼び方を人称代名詞といいます(^^)。こちらに詳しい表が載っていました。

助動詞

Can, May, Must Shouldなど。詳しい解説は参考記事:英語助動詞が覚えられないのはここが嫌だからです。>>

前置詞

In、Atなど、場所などの前に置くこういう小さいどうでもいいような言葉です。苦笑。大切ではないようで大切なんですけどね。でも会話の時にはリダクションしたり、リエゾンで音が変わったりすることがほとんどです。
冠詞:わあ…日本人が苦手な分野第一位ですね。汗。A,Theとかの使い分けです。これは機能語に含まれるので、イントネーションを大切にしてしゃべると、リダクションやリエゾンで強調されないことが多いです。もし冠詞を強調するシーンがあるとしたら、「何個リンゴを買った?」「二個じゃなくて、一個だよ!」という時のAとか、Oneとかでしょうか。あまりなさそうな会話ですよね。

接続詞

よく知られているのは、AndやButなどです(^^)。他にもたくさんあって、After,Also, Although, And, As, Because, Before But, Except, For, However,If, Like, Nowなどがあります。こんなにたくさんあるのに、話す時には内容語よりも弱いイントネーションになるなんて面白いですよね。場合によっては、強調されることもあります。例えば、「今」っていうのを強調したい時、例えば待ち合わせに遅れている時などは「I’m on my way now」「I’m going now」と言えますね。でも、この場合もどちらかと言えば「Going」にストレスがかかりますが。

関係代名詞

That, Which, Whatなどの文と文とをつなぐ単語です。「I watched the video that you told me the other day」この間教えてくれたビデオを見たんだけどなんて使う時は、「That」自体を言わないこともあります。省略することも可能です(^^)。

Be動詞

He is の「Is」I amの「Am」の部分ですね。=を表す動詞です。

 

 

 

内容語の種類にはどんな英語があるの?

名詞

名詞は「パソコン」「コップ」「コーヒー」などです。日本語だと分かりやすいのですが、例えば今の私の状態

パソコンでブログを書きながら、コーヒーを飲んでいます。

スペインのコーヒーはこんな感じです。

この中で名詞はどれかな?というと、「パソコン」「ブログ」「コーヒー」になります。

英語も同じように考えると、シンプルに言うと、

I am drinking my coffee and writing my blog on my laptop.となります。

この中で名詞はどれかな?と探してみると、Coffee,Blog, Laptop

になりますね。その周りに○○詞、○○詞というのがついてくる形です(^^)。

動詞

動きを表す品詞です。そんなことを言ったって、動きにも色々ありますよね。おおざっぱすぎるので、先ほどの例を使ってみるとどうでしょうか?

I am drinking my coffee and writing my blog on my laptop.パソコンでブログを書きながらコーヒーを飲んでいます。

※この場合「~しながら」という意味のDuringとか、Whileも使えますが、分かりやすいように「And」を使って書いています。

先ほど、名詞は、Coffee,Blog, Laptopとわかったので、今度はそれ以外の言葉を探してみます。

日本語の場合で考えると、コーヒーを「飲む」、ブログを「書く」というのが動詞にあたりますよね。

なので、この場合の動詞は、「Drinking」と「Writing」になります(^^)。

形容詞

I am drinking my coffee and writing my blog on my laptop.パソコンでブログを書きながらコーヒーを飲んでいます。

この文の中に、形容詞を入れるとしたら、どんな言葉があるでしょうか?状態を表す言葉なので、「熱い」コーヒーや、新しい「パソコン」で…という風に言う事ができます(^^)。

日本語で「熱い」「新しい」。これを英語で言っても同じ形容詞になります。「Hot」「New」ですね(^^)。

今回は、ホットコーヒーではなくて、「いつもの」という意味の「Usual」を使った方が自然なので、Usualを入れてみます。

そうすると、

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I am drinking my usual coffee and writing my blog on my new laptop.パソコンでブログを書きながらコーヒーを飲んでいます。

と形容詞をつけることができます。

「この文の中で、形容詞はどれですか?」という問題は、中学のペーパーテストでありましたが、ああいうのは英語ができることと全く関係ないと思います。苦笑

実際にこんな風にStep by Stepでも、分けて考えて使える方が大切ですから。

副詞

程度や頻度を表す言葉です。例えば、So, Very, Too, Quite, a little。Usually, Oftenなどが含まれます。

「いつも/たいてい/時々)会社に行く前にここのコーヒーを買っていくんだよね」

I always/usually/often grab a cup of coffee before I go to the office.

こんな風に頻度や程度を表すのが、副詞です。文章の中では強調して言う言葉になりますね。

指示代名詞

このあたりになってくると、もう「あーあ、文法やる気ないわ」っていう部類ですね…指示代名詞と聞くと「はあ?」となりますが、日本語で言う「これ、それ、あれ、ここ、その」などです。

あなた「そういえば、新しい映画の「○○」もう見た?」

Aさん「まだそれ見てないんだよね~」

 

この場合の指示代名詞は何ですか?と聞かれて日本語だと「それ」ってわかりますよね。

英語でも同じで、

あなた:Well, have you seen the new movie Already?

Aさん:I haven’t seen it yet…

この場合はそれを表す「It」が指示代名詞になります。指示代名詞のについてもっと例文で理解したいという方は

こちらのブログが参考になりました>>

所有代名詞

「所有」なので、「~のもの」という表現になります。

Mine, Yours, His, Hers,などです。機能語の方の人称代名詞で「アイマイミーマイン」と紹介しましたが、所有代名詞である「Mine」は内容語になるので、強調する言葉になります。

確かに、「私のもの」「あなたのものですか?」と聞くときは大切な言葉ですよね。

例えば、「これはあなたのものですか?」Is this yours?と聞きたい時は、強調するのはどの単語だと思いますか?

Isではありませんよね。ということは、This Yours?を強調すれば大丈夫です。究極的には、Yours?と聞くだけでも通じそうです。

実際に言うのは「ッツユアーズ?」のように文頭のリダクションを使うとネイティブっぽく聞こえますよ。

 

 

疑問詞

疑問詞には、主に5W1Hが含まれます(^^)。

what 「何」

which 「どれ」

who 「だれ」

whose 「だれの」

where 「どこで」

why 「なぜ」

when「いつ」

how 「どのように」です。Whose以外は、5W1Hという形で覚えた人も多いのではないでしょうか?

実際、「5W1Hの後、文法はどうだっけ…?」と思っても5W1Hだけで通じてしまうこともあります。

例えば、どこにありますか?と聞きたい時は、「Where?と言って、それから、It is?だっけ?Is it?だっけ?That is だっけ?Is that だっけ?それとも、Is the restaurantだっけ?The restaurant isだっけ?」と考えて間違いたくない場合。

こんな時でも「Where the restaurant?」と並べるだけで通じたりします。たとえ「Is」が抜けていても通じます。

それだけ内容語は、大切で強調する言葉、イントネーションを強く言う言葉ということになります(^^)。

参考記事:本当は秘密にしておきたかったんだけど、隠れ家的スペイン料理レストランのお味をこっそり教えます

再帰代名詞

Myself, Yourself, Himselfなどの「~自身」という意味の言葉になります。

I locked myself out of the room.自分を締め出してしまいました。

これは私の体験談です。苦笑

留学中に、鍵を部屋の中に忘れたまま、風邪でドアが一人でにしまってしまいました…。友達に助けを求めて電話した時に強調したいのは、Locked myselfっていうことですよね。

自分自身を締め出してしまったのですが、結局はベランダをつたって自分の部屋に入り込みました。無事でよかったです。

どうして機能語がリダクションになって内容語が強調されるの?

内容語は強調されて機能語はあまり強調されません。機能語は強く言わない。

そう考えると、機能語はストレスがかからない→リダクションが起こりやすい。音が脱落しやすいんです。

考え方は、相手に伝えるのは内容の方が大切→内容語を強調して言う、機能語はだんだんリダクション(脱落)したり音が変わったりしていくという考えです。

極端な話、もう文法がわからなくなって、「どうしても伝えたい!」といいう場合は、内容語だけ言うと会話が成立したりします。何も言わないよりもずっとコミュニケーションができるようになります。

参考記事:完璧な英文法で話しているのに、「なぜか会話が続かない」を解決するシンプルな方法

リダクションの音って決まっているの?

なので、リダクションには、例えば、どういう音があるかというと、動画で説明してみました(^^)。

ポイントは、TDGHと文頭でのリダクションです。

特に、文頭のリダクションで典型的なのは、「It’s」と、「Because」です。

「It’s」は、「ッツ」となり、「Because」は「コズ」と聞こえます。

もちろん、カタカナのまま読んでもらってもネイティブと同じような発音に聞こえますよ(^^)。

 

いかがでしたか?いつまでも、「なんとなくできた気がする」「なんとなくはわかる」と思っているよりも、カテゴリーに分けて考えた方が知識を整理できてレベルアップできます。

「なんとなく」の積み重ねでもできるようにはならないし時間の無駄になってしまうので一度しっかりと理解するのが大切ですよね。

そうすれば、周りで普通に英語を勉強している人を横目に、あなたが何倍も英語できるようになるのは確実です。

 

 

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