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人間関係でも、日常生活でも、英語学習でも、何か「勘違い」していることってありませんか?
私は、恋愛で勘違いをたくさんしてきました。
現在はスペインでスペイン人の旦那と2人のトリリンガルの娘と幸せに暮らしていますが、過去を見てみると、「きっと人生に影響を与えたな」と思うイベントもたくさんありました。
特に、オーストラリア人の彼と付き合った時の勘違いは本当に私の人生に大きな影響を与えました。
金銭的にも生活にも私の人生にも影響を与えました。
今になって振り返ってみたら、とてもいい人生経験になったと思っています。
でも、考えたのは、「文化によって作られた凝り固まった価値観」でいたら、幸せになれないということでした。
私は当時は「女子は結婚が全てだ」と思っていました。
そして、日本人の「和を大切にする」が一番だと思っている女子。
なので、その時のオーストラリア人の彼氏と結婚することが人生の全てだと思っていたのです。
だから、とにかく嫌われないように、付き合いを長く続けていきたいので、言いたいことも我慢して、相手を優先させていました。
本当の私は、「自分の意見を主張したいのに」と思っていたのにです。
それで、よく日本人の女子が考えるように「彼の家族にも紹介してもらったし、彼の家族とも仲がいいから大丈夫」なんて思っていたんです。
だけど、オーストラリア人の彼が求めていたのは、「自立してしっかり自分の意見を持っている女性」でした。
最初は、「私の英語力が足りなくて、おそらくあまりコミュニケーションがとれなかったのかな」と思っていたのですが、彼が日本語をしゃべらなかったこともあって、ぐんぐん私の英語力は上達していきました。
「何とか言いたいことを伝えなければ…」と思って一生懸命英語をがんばりました。
最終的には、英語ネイティブとの口論をしたり、微妙なニュアンスまでも伝えたりできるようになりました(英語ネイティブによると)。
でも、私が言いたいのは、「英語が上達したよ」ということではありません。
勘違いしてたんですね。
恋愛関係を勘違いしてたんですね。
「私勘違いしてた」自体は英語で、I have misunderstood. と言いますが、他にも、I misunderstood .とか、I got it all wrong.「間違っていた」という表現があります。
「自分が思い違いをしていた」という時は、Someone is mistaken で「…は勘違いしている、思い違いをしている」という言い方ができます。
I was quite mistaken.
状況を強調するためには、quite、completelyなどの表現を加えることもできます。
この人間関係とか状態を全体的に勘違いしている過去の私は、I got it all wrongでも説明できるかもしれませんよね。
(恋愛関係だけに限って言えば、It didn’t work out in the endということになりますが。)
私「彼は、だまって意見を合わせてくれる人が好きなのだろう(だから、喧嘩とかしないのが和を保てていいだろう)」
オージー元彼「もっと自立して意見を主張しないのかなあ」
こんな感じですね。
変な予想をした私。そして、すれ違い。これではうまくいくわけがありませんよね。
というわけで、恋愛は終了していったわけです。
ちなみに、別れ話は電話でした。詳しくはメルマガに書くかもしれません。
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その時は、「人生お先真っ暗だ」と思ったのですが、今になって考えてみたら、このように話のネタになったし、多くのことが学べたのでよかったと思っています。
なので、やはり人間関係とか情報を得る時、普通に生活していても自分が受け取っている情報が自分のバイアスやステレオタイプがあるということを忘れてはいけないんだと思います。
そして自分で気がつかないことがある。
ただ、「何となく違和感があるのはなぜだろう?」という感覚だけだったりしますよね。
分かるようになるまでに3年も4年もかかったりすると思うんです。
私が考えるのは、これまで育った環境とかに影響されている場合が多いと思います。そして、多くの場合誰も教えてくれない。
そして特にステレオタイプがあるのが悪いという訳でもないですよね。
でも、英語を学習する時にも同じことが当てはまるのではないかなと思っています。
英語に対するバイアスってどんなのでしょうね?
〇英語がしゃべれるとかっこいい
〇英語がしゃべれるとモテる
〇英語がしゃべれるとキャリアで有利
〇英語がしゃべれると就職で有利
〇英語がしゃべれるとなぜか自信が持てる
これはいいイメージです。
でも、ちょっと変えるのが難しいバイアスはこんなのだと思います。
●英語は英会話教室に通って覚えるもの。
●英語を身につけるのは留学しないとダメだ。
●英語はセンスのある人しかできない。
●英語は耳がよくないと理解できない。
●英語がペラペラになるためには、会話のレッスンを何十回もしないと絶対にできるようにならない。
●日本人以外の英語スピーカーとレッスンをするのが一番だ。
●先生が日本人だとなんだか損した気分になる。
どれかを信じている人がいたら、英語がしゃべれるようになるイバラの道を行っていると思います。
特に誰から教わったわけでもないのに、自分が強い信念を持っているものってありますよね。
実は現実を疑ってみるのがいいこともあると思います。
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