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現在進行形

「今何しているの?」という単純な質問に対しての「今~しています」という言い方もできますし、「最近何しているの?」という質問に対しても使える現在進行形。

「そんなの簡単だ」と思うかもしれませんが、本当に正しく使うのは難しいかもしれません。今回は、現在進行形を実際の生活で使う方法についてご紹介します。

動詞を現在進行形にする

現在進行形の文法は、「主語+Be動詞+動詞の原形+Ing」です。

 

 

※語尾が発音しない「e」で終わる動詞は、「e」を取ってから「ing」をつけます。例:come → coming

※単音で語尾が「短母音+子音」で終わる動詞の場合は、語尾の子音をもう1つ重ねてから「ing」をつけます。例:get → getting

※単音でなくても「アクセントのある短母音+子音」で終わる動詞は語尾の子音をもう1つ重ねてから「ing」をつけます。例:begin → beginning

※「アクセントのない短母音+子音」の動詞にはそのまま「ing」をつけます。例:visit → visiting

動詞にIngをつけるだけで、「今~している」と言う事ができます。

 

A:What are you doing? 何しているの?

B:I’m studying English. 英語を勉強しているよ。

 

他にも、

I’m reading a book called …. …という本を読んでいます。

I’m drinking some tea. お茶を飲んでいます。

I’m eating some chocolate. チョコレートを食べています。

He’s in the meeting. 彼は会議中です。

She’s talking on the phone. 彼女は電話で話しています。

 

などのように、現在進行形を使って言う事ができます。

でも、「今している動作」以外にも現在進行形を使う事があります。

「今の動作」以外の現在進行形

「最近どう?」「How are you?」「How are you doing?」などの質問に対しても、現在進行形を使うことがあります。

CHECK:あなたは言っていませんか?「How are you?」の答え方で最も多い間違いとは?

例えば、友達と会った時にお茶をしながら、「仕事は何しているの?」と聞かれたとします。

その時(カフェでお茶をしている時点)では、翻訳者としてパソコンの前に座っているわけではなくても、「I’m working as a translator.翻訳の仕事をしているの。」と言う事ができます。

この時に、「I’m a translator.私は翻訳者です。」と言うと少し違和感があるんです。

特に、「I’m a translator.」だけで文章を切ってしまった場合。相手にとっては「あっそう」で終わってしまいます。

 

 

ニュアンスとしては、「今は翻訳者として働いているの。子どもの学校が9時から16時だから、その間働いて、夜にまた時間があれば少しパソコンに向かっている生活なんだ。」という情報を付け足すことができます。

現在進行形にできない動詞ってあるの?

「現在進行形なら、動詞の原形+Ingをつければいいんだ!」と単純に考えられるものもあれば、Ingをつけられない動詞もあります。

Be動詞

Be動詞は、I amのam。He isのisなど、状態を表す動詞です。

Be動詞は現在進行形にできません。

I amingや、He isingという英語は存在しないことになります。

「私は駅にいます。」など特定の場所にいることを言いたい時は、I’m at the station.などの前置詞(In/At/Onなど)+場所の名前の文法になります。

継続状態を表す動詞

「belong 所属している」「resemble 似ている」「contain 含んでいる」などの継続状態を表す動詞は基本的に現在進行形にすることができません。

「似ている」という状態が「It resembling」となるのは変ということになります。

なので、継続状態を表す動詞が出てきた時は、基本的には、I belong to、It resemblesという使い方になります。過去形は、I belonged to…になります。

CHECK:デキる英文法第1回目:現在形と過去形

知覚や感情を表す動詞

「see 見える」「hear 聞こえる」「feel 感じる」「like 好き」「love 愛している」などの知覚や感情を表す動詞は、現在進行形にできません。

表現として、「Are you seeing someone? 誰か付き合っている人がいるの?」などの言い方はありますが、知覚動詞は進行形にできないと覚えます。

「I’m liking Japanese food now.」「I’m loving you.」という表現は存在しないことになります。

「恋している」と言いたい時は、「I’m in love with you.」という言い方になります。

思考を表す動詞

「remember 覚えている」「know 知っている」「believe 信じている」などの考え方を表す動詞は、進行形にできません。

一見、文法的には合っているように見えるので、試験問題では引っ掛け問題として出てくることがあります。

TOEIC対策などの参考にしてみてくださいね。

CHECK:TOEIC200点から始める英語学習法の重要テクニック

過去進行形

過去進行形の文型を使うと、過去に「~していた」ということができます。

文法は、「Be動詞の過去形+動詞の原形+Ing」です。

I was staying up all night last night working on my blog. 昨日はブログで作業していて徹夜でした。(Stay up all night 徹夜する)

He was talking with the doctor. 彼はその医者と話していました。

They were playing at the park. 彼らは公園で遊んでいました。

過去の習慣を表す表現が知りたい!

過去の出来事や行動でも、「習慣」として何度も繰り返していたことは、「used to」を使って表現できます。

「過去には習慣的に○○していたけれど、今はしていない」というニュアンスです。

I used to smoke in the morning after I eat. 以前は食後にはタバコを吸っていました。(現在はもう吸っていないか、その習慣はない)

I used to live in Tokyo. 以前は東京に住んでいました。(現在は東京に住んでいない)

 

いかがでしたか?知っている文法で文章を作ってフレーズで覚えると、自信を持って使えるようになってきます。

是非参考にしてみてくださいね。

デキる英文法第3回目:UsedとWouldに続きます。

 

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参考文献:総合英語Forest 石黒昭博監修

英文表現力を豊かにする 例会和文英訳教本 小倉弘

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