英語の長文読解!スラッシュリーディングの線の引き方7つのルール

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スラッシュリーディングは、英語の長文読解のスキルアップに欠かせない方法です。

やり方は、スラッシュ(/)を引きながら読んでいくだけです。

長文を前から読んでいくのが苦手という場合も、このスラッシュリーディングの方法がわかれば、どんどん英語が読めるようになるので、一緒に見ていきましょう。スラッシュリーディングの全体を先にチェックしたい方はこちらを見てください。

スラッシュリーディングのメリット

スラッシュリーディングは、左から右にネイティブが考えるように読んでいくことができる方法です。

読んだところから情報を処理していくので、読む速度のレベルがまず変わります。

普段、返り読みをしてしまったり、日本語訳にして理解しないと納得しないという場合も、このスラッシュリーディングができるようになれば、世界が変わります。

スラッシュリーディングのメリットを見ていきましょう。

  • スラッシュリーディングのメリット
  • 左から右へ英文が読めるようになる。
  • 目線が右左に定まらなかったのが、流れを理解しながら読めるようになる。
  • 返り読みをしなくなる。
  • 左から右へ情報を処理できるようになるので、ネイティブの思考のように読むことができる。
  • 読むスピードが上がり、理解度が深まる。
  • TOEICや英検の成績が上がる。
  • 英語を読むことが楽しくなるので、たくさん英語を読めるようになり世界が広がる。
  • インプットできる情報量が何倍にも増える。

参照元:英語学習の戦略ピラミッド

このように、長文読解に苦手意識がある人も、スラッシュリーディングのスキルを身につけることで確実にレベルアップできるので、張り切って学習していきましょう!

スラッシュリーディングのやり方

スラッシュリーディングはより多くスラッシュを入れればいいということでもないようです。

よりわかりやすく読んでいけるようなスラッシュの入れ方があるので、ご紹介していきます。

前置詞句の前と後

前置詞とはin/at/onなど、名詞の前に置き、場所や時を表すことばです。

日本語で考えると、「て」「に」「を」「は」「と」などの助詞があります。

前置詞は種類が多く、日本語と意味が必ずしも直訳できるとは限りません。

例文を見ていきましょう。

The soccer player / in this picture / is my cousin. この写真写っているサッカー選手は、私のいとこです。

スラッシュリーディングをしない場合は、このようなきれいな訳になりますが、

実際にスラッシュリーディングをすると、意味の塊で理解していく形になります。

The soccer player(サッカー選手) / in this picture(この写真の) / is my cousin. (私のいとこです)

頭の中に入ってくる情報の順序は、「サッカー選手」「この写真の」「私のいとこです」となります。

なんとなく違和感がありますが、スラッシュリーディングの練習をしていくことで、この方法でどんどん前から意味が理解、吸収できるようになるので、読むスピードが上がってくるのですね。

次の例を見てみましょう。

My daughter started coughing / during the movie. 私の娘は映画の最中にせきをし始めました。
My daughter started coughing(娘がせきをし始めました) / during the movie. (映画の最中)
という意味の区切りになります。
まずはじめに何が起こったかを理解してから、その後の情報が付いてきているという文章になります。
この理屈が理解できるようになると、同じように英語をしゃべったり、聞いたりすることができるようになるので、英語力全体が伸びていくということになります。

このように前置詞句の前や後にスラッシュを入れて、左から右に読んでその都度意味を吸収していきましょう。

カンマ、コロン、セミコロン

カンマは、日本語の読点(、)にあたります。

文節の区切りや、3つ以上のものを列挙する時に用います。

2つの独立した節や文をつなぐ接続副詞の後にカンマを置きます。

主な接続副詞

but(しかし)/ however(しかしながら)/ therefore(だから)/ moreover(さらに)/ besides (その上)/ consequently(結果として)/ accordingly(それに応じて)/ thus(だから) / indeed(なるほど)/ yet(しかし)/ still(それでも)/ nevertheless(それにもかかわらず)/ instead(代わりに)/ similarly(同様に)/ while(なのに)/ whereas(ところが)/only(ただし)/ otherwise (さもなければ) 

こちらのカンマの例を見てみましょう。

When it comes to cooking, / my mother is the best! 料理と言えば、私の母が一番の腕前です!


「料理と言えば」という意味で区切って、その後で「私の母が一番」という意味の区切りで考えています。

セミコロン、コロンも同じように見ていきましょう。

コロンは「イコール」の意味になります

英語で言い換えると”that is to say(つまり)”や”here’s what I mean.“(意味するところは~)という意味で表すこともできます。

Remember: /think before you speak. 覚えておいて、話す前に考えること。

 

コロンの前や後でもスラッシュを引くと読みやすくなります。

同様に、セミコロンが出てきても同じように意味の区切りとしてスラッシュを引くようにします。

セミコロンの役割は、ピリオドほど完全に文を終わらせたくはないけど、カンマよりは文章の流れを強く区切りたいときに使われます。

that節と疑問詞節

that節や疑問詞もスラッシュを引くポイントになります。

疑問詞とは、時、場所、人、もの、理由、方法などを聞く時に使うことばです。

When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)の「5W1H」とも言われます。

例文を見てみましょう。

I don’t know / when she comes home. 彼女いつ帰宅するのかを知りません。
右から訳した場合は、「彼女がいつ帰宅するかわかりません」という訳になりますが、スラッシュを引いた場合は、
I don’t know (わかりません)/ when (いつ)she comes home(彼女が帰宅するか).
というインプットの順番になります。 

不定詞・分詞・動名詞

普通は、一つの文章には、動詞は一つしか存在できないと決まっています。

ですが、動詞にingやtoを付けることで、動詞以外の役割をしてくれて、同じ文章の中で共存できるようになります。

例えば、「I like studying English.(英語を勉強することが好きです。)」という文章の中には、like という動詞とstudyという動詞が入っています。

これを準動詞と言います。この準動詞の前もスラッシュを入れるポイントになります。

This store will be closed / starting  January 15th. 

closedとstartingがくっついて、わかりづらくなる箇所です。

ここにスラッシュを入れることで、意味がしっかり理解できるようになります。

意味は、1月15日から閉まりますという意味になります。

関係代名詞

関係代名詞は省略をされていることがあるので、わかりにくいかもしれません。

スラッシュを入れるとかなり文章が整理されるので、押さえておきたいポイントになります。

This is the book that I bought last week. これは私が先週買った本です。

 

前から意味を理解していくと、

This is the book(これは本です) that I bought(買った) last week.(先週) 

という風になります。

次の例を見てみましょう。

I don’t know when she comes home.彼女がいつ帰宅するのかを知りません。
これも前から訳していくと、(わかりません)(いつ)(彼女が帰宅するか)という語順になります。

このように意味をインプットしていくと、英語で話す時も、同じように意味を処理するパターンに脳が慣れてきているので、

ムーズに英会話ができるようになります。
この仕組みについてはこちらで解説しています。

when, because, ifなどの接続詞

接続詞は、文字通り、「単語と単語」や「文と文」を接続するためのことばです。

時、理由、条件などの説明を加える時に使います。

「because」を見ていきましょう。基本的な意味は、「原因」「根拠」です。

Because she overslept, she missed the first day of class. (彼女は寝坊したので、彼女は授業の最初の日を逃した。)

最初から意味を考えていくと、(寝坊した)(逃した)(最初の日)という解釈になりますね。

次の例を見てみましょう。

I was absent from work / because I had the flu. (インフルエンザにかかったため仕事を休みました。)

こちらの文章は、最初に(会社を休みました)という意味が来て、その後に理由を述べていますね。

必ずしも目を左に右に動かして訳さなくても、前から意味を理解していくことができるので、スラッシュリーディングが効果的なのですね。

主語が動名詞句のように長い場合、目的語が長い場合

A large number of popular Spanish restaurants in Japan / accept credit cards. 東京にある多くの人気のあるスペイン料理レストランでは、クレジットカードが使えます。


主語とは、動詞の前に置かれる、文の主役やテーマとなる名詞・代名詞です。

短い文章だと、「I am studying English. 私は英語を勉強しています。」の「I」になります。

「My husband cooks dinner. 夫が夕食を作ります」の場合は、「My husband」が主語になります。

このように長い文章だと、主語が「A large number of popular Spanish restaurants in Japan」というようになり、スラッシュを入れなければ少しわかりにくい構造になっていることがわかります。

動詞句の前にもスラッシュを入れるのがいいでしょう。

動詞句とは、動詞の後ろに置かれる、動作の対象となる名詞・代名詞です。

今回の例文の場合は、「credit cards」にあたります。

スラッシュリーディングの実践練習

早速実践練習をしていきましょう。

こちらは、BritishEnglishCouncilの例文になります。

実践練習①

Today’s grandparents are joining their grandchildren on social media, but the different generations’ online habits couldn’t be more different. The over-55s are joining Facebook in increasing numbers, meaning that they will soon be the site’s second biggest user group, with 3.5 million users aged 55–64 and 2.9 million over-65s.

Sheila, aged 59, says, ‘I joined to see what my grandchildren are doing, as my daughter posts videos and photos of them. It’s a much better way to see what they’re doing than waiting for letters and photos in the post. That’s how we did it when I was a child, but I think I’m lucky I get to see so much more of their lives than my grandparents did.’

参照元:BritishEnglishCouncil

 

まずわかりやすいように区切って行きましょう。

先ほどのスラッシュのポイントをもとに区切っていきます。

解釈もしていきます。

Today’s grandparents (現代のおじいちゃんおばあちゃん)/are joining their grandchildren(孫の) /on social media, (SNSに一緒に参加している)/but (でも)/the different generations’ online habits(異なる世代のオンラインでの行動) /couldn’t be more different. (全く違う)/The over-55s(55歳以上)/ are joining Facebook (Facebookを始めている)/in increasing numbers, (増加している)/meaning /that they will soon be (もうまもなく)/the site’s second biggest (第2に大きい)/user group,(ユーザーグループ) /with 3.5 million users(350万ユーザー) /aged 55–64 (55歳から64歳)/and 2.9 million(290万人) /over-65s(65歳以上).

Sheila, /aged 59, says, (59歳)/’I joined(始めました) /to see(見るために) /what my grandchildren are doing,(孫が何をしているか)/ as my daughter posts(娘が投稿をするので) /videos and photos(動画や写真) /of them.(彼らの)/ It’s a much better way(もっといい方法) /to see(見るため) /what they’re doing (彼らが何をしているか)/than waiting for(待っているより) /letters and photos (手紙)/in the post.(ポストへの) /That’s how we did it(私たちがした方法) /when I was a child,(子どもの頃は) /but I think (でも思うに)/I’m lucky(幸せです) /I get to see(見ることができるから) /so much more of their lives(彼らの生活を) /than my grandparents did.(祖父母よりも)’

参照元:BritishEnglishCouncil

 

前からそのまま意味を理解していくと、頭の中に入ってくる順番はこのようになります。

訳をするよりは、かなり違う感覚です。

ですが、意味が入ってきて、それを自然に頭の中で組み立てることができるので、訳をして読んでいくよりも確実に読むスピードが上がってきます。

私たちは学校で習った英語で完璧に訳さなければならないと思い込みがちですが、実はこのようにスラッシュごとに意味をとらえて、左から右へ読んでいくことが大切だったりするのですね。

実践練習②

もう一つ実践練習をしてみましょう。

Every time you’re online, you are bombarded by pictures, articles, links and videos trying to tell their story. Unfortunately, not all of these stories are true. Sometimes they want you to click on another story or advertisement at their own site, other times they want to upset people for political reasons. These days it’s so easy to share information. These stories circulate quickly, and the result is … fake news.

There is a range of fake news: from crazy stories which people easily recognise to more subtle types of misinformation. Experts in media studies and online psychology have been examining the fake news phenomenon. Read these tips, and don’t get fooled!

参照元:BritishEnglishCouncil

こちらもBritishEnglishCouncilのテキストになります。

こちらのテキストにスラッシュを引くとこのようになります。

Every time (毎回)/you’re online,(インターネットにアクセスすると/オンラインの時)/ you are bombarded by(砲撃を受ける) /pictures, (写真)/articles,(記事) /links(リンク) /and /videos(動画) /trying to tell(伝えている) /their story.(ストーリーを) /Unfortunately,(不運にも) /not /all of these stories (すべてのストーリーが~ない)/are true.(本当)/ Sometimes(時々) /they want you(あなたに~してほしい) /to click on(クリック)/ another story(他のストーリー) /or advertisement(広告) /at their own site, (自社のサイトの)/other times(時として) /they want to (~したい)/upset people(人の気分を害する)/ for political reasons.(政治的理由で) /These days(現在)/ it’s so easy(非常に簡単である)/ to share information. (情報を共有するのは)/These stories (ストーリーは)/circulate (回る)/quickly,(速く) /and the result is(結果)/ … fake news.(嘘のニュースになる)/

There is a range of(様々な~がある)/ fake news: (嘘のニュース)/from crazy stories(ばかばかしいストーリーから) /which people easily recognise (人が簡単にわかるようなもの)/to more subtle types(もっとわかりにくいも) /of misinformation.(間違った情報)/ Experts(専門家) /in media studies(メディア調査研究) /and online psychology(オンライン心理学) /have been examining (調査している)/the fake news(嘘のニュース)/ phenomenon.(現象) /Read these tips,(これらのティップスを読んでください)/ and don’t get fooled!(騙されないで)

 

いかがでしょうか。

左から右に読んで意味を解釈していくことをやっていくと、意味のチャンクで頭に英語が入ってくるトレーニングができます。

さらに、少しくらいわからない単語や表現があっても、読み進める中で理解していくことができます。

例えば、ou are bombarded by(砲撃を受ける)の意味は、砲撃を受ける、爆撃を受けるという意味で、直接ニュースとは繋がりがないようにも思えます。

ですが、次の情報で、写真、記事、動画と出てくるので、一度私たちがインターネットにアクセスすると、情報の波が押し寄せてきて、それに私たちが影響を受けているという所を想像することができます。

またthey want you to,,,のところでは、toの後から日本語訳に訳して返り読みをしてしまいそうになりますが、左から右へ読む姿勢をくずさずに読んでいけることがわかります。

they want you toの意味をあなたに~してほしいというように頭の中にイメージして、その後にto以下の動詞をイメージしていきます。

実践練習②の方が調べたくなる単語が多かったかもしれませんが、もし調べたい単語や表現が出てきたら、チェックをしておいて、二回目に読むときに調べてもう一度読むことができればよいでしょう。

個人的な意見では、一度スラッシュを入れずに、左から右にがんばって読もうとしている時よりも、スラッシュを入れてチャンクで意味を理解していった方が確実に情報も内容も頭に入ってきました。

スラッシュリーディングに慣れてきたら、スラッシュを少なくして、大きなチャンクで理解するようにすると、理解度がさらに深まります。

英語の長文スラッシュリーディングで速く読むには?

実践編で慣れてきたら、読むスピードを上げていきましょう。

スラッシュリーディングで速く読むためには、チャンク毎の理解を速くすることです。

トレーニングの方法は二つあります。

もっと速く読むためのスラッシュリーディング

①スラッシュを少なくしていく

②多読トレーニングを行う

スラッシュを少なくしていく

スラッシュに慣れてきたら、少しずつスラッシュの数を少なくして、大きなチャンクで理解をするようにします。

Today’s grandparents (現代のおじいちゃんおばあちゃん)/are joining /their grandchildren(孫の) /on social media, (SNSに一緒に参加している)/but (でも)/the different generations’ online habits(異なる世代のオンラインでの行動) /couldn’t be more different. (全く違う)

 

4色で分けたのですが、このくらいの大きなチャンクで読むようにしていくと、スピードアップにつながります。

多読トレーニングを行う

最初は、「少し簡単かな」と思うレベルのテキストから始めるのが良いでしょう。

レベルの基準は、辞書を使わないで理解できるものです。多読を始めるのに最適なのは、中学の教科書レベルと言われています。

内容がやさしいものでも、定期的にたくさん英語に触れれば脳が活性化され英語力が上達していきます。

慣れてきたら、少しずつレベルアップをし、スラッシュリーディングを取り入れてみると効果が出てきます。

まとめ

いかがでしたか。英語の長文は頭から読んでいくようにすると、最初は違和感があるかもしれません。

日本語で返り読みをしながら完璧に訳している読み方とは別のものでしょう。

ですが、左から右に止まらずに読み進めることを習慣にして、速読ができるようになれば、必ず英語のスキルがアップしていきます。

スラッシュリーディングを楽しみながら続けることで、色々な文章が読解できるようになり、読むスピードや英語力がどんどん強化されていきます。

あなたの英語の学習がもっとはかどりますように。心から応援しています!

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