英語の長文読解のコツをおさえてスラスラ読めるようになる方法5選

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英語の短い文章であれば、頭に入ってくるのだけれど、長文になるとどうしても理解ができなくなってくるということはありませんか?

「短い文章であれば解けるけれども長文読解になると苦手」という時でもコツを押さえればどんどん楽しく読めるようになってくるので、今日はそのコツを5つご紹介していきます。

一緒に張り切って学習していきましょうね!

返り読みをしない

英語を日本語訳にして理解しようとすると、どうしても目が右に行ったり左に行ったり、返り読みをしてしまいます。

その結果、確実に日本語で意味は理解できても、読むスピードが遅くなったり、理解度が遅くなったりする原因になってしまいます。

英語の長文読解のコツは、返り読みをしないことです。

目の動きは基本的に、左から右に動かします。

最初は違和感を感じるかもしれませんが、左から理解していく方法でトレーニングをしていくと、理解度が増してくるのがわかります。

次の例を見てみましょう。

Dear Helen,
I would like to congratulate you on organising such an excellent and informative workshop. I know a lot of people learnt a great deal from it.  Can you pass on my thanks to Doctor Friedman for his fascinating talk on Staff Motivation?  I realise how lucky we were that he was able to find the time for us.  The feedback from the staff was very positive.  Let’s hope we actually see an improvement in staff motivation as a result!
By the way, I’m missing my list of addresses of the delegates who attended.  Did I happen to leave it in your office?  It’s just that I haven’t seen it since our meeting on Friday.
Thanks again for a great day,
Anne 参照元:TOEICExample

 

このようなTOEICの長文があります。長文の問題形式にもよりますが、TOEICの場合は選択肢を先にチェックするのがいいでしょう。

先に選択肢をチェックしたら、長文を読んでいきます。

この文章の最初は

I would like to congratulate you on organising such an excellent and informative workshop.

 

となっています。

返り読みをしてしまう場合は、an excellent and informative workshop

から左に進めてしまうのですが、今回は頭から意味を解釈していく形で見てみましょう。

I would like to (~したい)/congratulate you on (お祝いを)/organising (開催)/such an excellent and informative workshop(素晴らしく役に立つワークショップ).

このような解釈になります。

完璧な日本語訳ではありませんが、意味の本質はとらえることができました。

このように、左から右へ、意味を吸収していくようにすると、どんどん読み進められることができます。

接続詞に注目する

接続詞に注目することも読解が得意になるコツです。

主な接続詞はこちらです。

主な接続詞

Consequently「結果」Therefore, So, Accordingly 「したがって」As a result「結果として」Thus, Hence「そのため」

In short, In a word, To sum up「要するに」Simply, Briefly「簡潔に言うと」In other words「言い換えると」

In addition, Besides「加えて」Furthermore, Moreover「さらに」On top of that「その上」For example, For instance「例えば」

But, However, Nevertheless「しかし」・Although「〜だけど」On the other hand「一方で」

接続詞をチェックすることで、次にどのような意味の文章がくるかが予測できるようになります。

文脈の中で、これらの接続詞をチェックすることが、長文の流れを理解する上で大切になります。

結論ありき

最初から文章を日本語に訳して理解していくと、その文章の本質がわからなくなってくることがあります。

特に、人の名前や、会社名、プロジェクト名などが続いた時にはなおさらです。

こちらの文章を見てください。

I would like to congratulate you on organising such an excellent and informative workshop. I know a lot of people learnt a great deal from it.  Can you pass on my thanks to Doctor Friedman for his fascinating talk on Staff Motivation?  I realise how lucky we were that he was able to find the time for us.  The feedback from the staff was very positive.  Let’s hope we actually see an improvement in staff motivation as a result!

 

このように人の名前などが出てきた時には、一瞬気を取られて読解の集中力が欠けてしまいがちです。
ですが、本当にこの文章が伝えたいことは何かということを考えます。
大抵の場合は、パラグラフの最初の文章がメインポイントになっているので、最初の文章はしっかり意味を理解するようにします。
ポイントは、最初の文章は、必ずしも具体的なものではないかもしれません。

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By the way, I’m missing my list of addresses of the delegates who attended.  Did I happen to leave it in your office?  It’s just that I haven’t seen it since our meeting on Friday.
Thanks again for a great day,

パラグラフの最初の文章が抽象的な場合もあるのですが、それが抽象的なものでも、パラグラフ全体の意味をカバーしていると考えます。
例えばこちらの文章は、「参加者のアドレスのリストをなくした」と言っています。
なので、予想できる次の文章としては、「あなたが持っていますか?」「借りることができますか?」など文章でしょう。
問題でも、「この人は何を希望していますか」というような問題が出てくるかもしれないと予想することができます。

回答を予測する

英語の長文読解のコツは、ある程度回答を予測することです。

英語の文章が左から右に読むことができるようになってきたら、ある程度英語力が身についてきたということになります。

そうしたら、英語で回答を予測することを心掛けてみましょう。

こちらは、この例文の問題です。

What is the main objective of the message?

 

このメッセージの主な目的は何ですか?
ということですが、この文章の最初に出ているものですね。
I would like to congratulate you on organising such an excellent and informative workshop.
「お祝い」という意味の単語なので、これと同じような意味の選択肢を選ぶことになります。
必ずしも同じ単語が選択肢に並んでいるわけではありませんが、同じ意味で言い換えられているものを選ぶことが正解です。
このように、ある程度予測ができるようになると、同じ意味でも色々な単語がわかるようになってくるので、試験の正解率もあがり、読解力も強化されていきます。
この繰り返しのトレーニングが英文読解のコツになると言えます。
英語学習トレーニングの方法もこちらで解説しているので、参考になれば幸いです。

とにかく多読

英語の長文は、とにかく数をこなして慣れていくことが必要です。

学校教育などで、和訳をしながら確実に意味を理解していくことに慣れてしまっていると、どうしても返り読みの癖がぬけないものです。

私も、わからない単語や表現が出てくると、どうしても何度も読み直してしまって、その結果「どこを読んでいたんだっけ」とわからなくなることがあります。

ですが、とにかく普段英語を読む練習をする時には、「大体の意味が理解できたら大丈夫」という感覚で進めると、楽しく上達することができます。

とにかく多読です。

多読をするメリットは色々あります。

英文多読をするメリット

  • 知っている単語や表現が増える。
  • 速く読めるようになる。
  • 左から右に読めるようになる。
  • 読解力が上がる。
  • TOEICのスコアや英検合格につながる。
  • どんどん英文が読めるようになるので楽しい。
  • 英語の力が底上げされるので、リスニング、スピーキングの力も伸びる。

とにかく読みまくるよりも、「少し簡単だな」と思うくらいの文章を読むのが上達のコツです。

 

逆に、難しすぎる文章を選んでも、逆効果になってしまいます。

正しい英文多読の文章の選び方はメルマガなどでご紹介しています。

まとめ

英語の長文読解は、わからない単語や表現が出てくる度に苦手意識が積み重なってしまいますよね。

人によっては、英語アレルギーになって、英語そのものが嫌になってしまう人もいるでしょう。

ですが、英語の長文がどんどん読めるようになったら、英語を日本語のように理解できて読むことが楽しくなり、相乗効果で他の英語のスキルも上がっていきます。

長文読解のコツを押さえて、ぜひ、長文を楽しく読んでいきましょう!

あなたの英語学習がはかどり、英語が上達していきますように、心から応援しています!

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