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「お腹から声を出す」を英語で言うと、To belt out from the stomach です。
日本語と英語の声のトーンを聞いていると、センスの良い方は「なんだか高さが違うなあ」と思うかもしれません。
私が住むスペインでも英語を話す時と同じ発声方法でスペイン語を話しています。
このトーンがカギです。
ただ低い声でしゃべればいいのではなく、お腹から声を出すことと「腹式呼吸 abdominal/belly breathing」に関わっています。
今日は、お腹から声を出して、ネイティブ英語の発音に最短最速で近づく方法をご紹介します。
喉とお腹の状態を知る
英語と日本語の違いは、しゃべるときに喉が開いているかどうかです。
日本語で「はじめまして、こんにちは、かおりです。今日はよろしくお願いします。」というのと、英語で「My name is Kaori. Nice to meet you. It’s nice to have you in my class today.」こういうのとでは、違う「音のトーン」になります。
理由は、喉が開いているかどうか。
日本語で話す時は、喉が閉じています。
英語で話す時は、喉が開いています。
どういう風に「喉が開いているか」を確認できるかというと、あごを上にあげて、あくびをするような感じ。口内が開いている、喉の奥が開いているような感じです。
その時に、お腹を膨らまします。
お腹を膨らませて息を吐きだす
お腹を膨らませるって何だろう?
と思う場合は、お腹に手を当てて腹式呼吸をやってみます。
わかりにくい場合は、寝転んだ方がいいかもしれません。
息を吸った時に、お腹が膨らんだら、それが腹式呼吸です。
何もお腹が膨らまない場合は、肺呼吸になっているので、英語ネイティブの発音が程遠い状態になります。
ここで、「Haaaa」と息と声を一緒に出してみます。英語で話す時は、日本語で話す時の4~5倍息を使って話していると言われています。
試しに、「I wanna talk about learning languages」と言ってみてください。
お腹から息を出す、そこに声+子音を乗せる感じです。
「I wanna TTTalk about learning languages」のようになります。書くのが難しいので、音声聞いてもらえる方がいいと思います。
「I wanna talk about learning languages」のスピーチについてはKaori式音読トレーニングレッスンの教材+無料音読レッスンで解説しています。
気になる方はこちら>>
日本語をしゃべっているのと同じ状態で、喉が閉じている状態で話すと、強さがありません。
ですが、英語をしゃべっている状態、喉が開いている状態で話すと、声に強さ、自信、さらに声を大きくして話すことができます。
イントネーションの違いを真似してみる
イントネーションの違いに気がつきましたか?
「初心者が抜け出せません」と悩んでいる人の中で、共通しているイントネーションがあります。
一つの単語の中にも必要のないイントネーションをつけてしまうことです。
よく英語ネイティブのスピーチや会話をきいて、自己流にならずにそっくりそのまま真似してみると英語がグンと上達します。
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歌手も取り入れているリップ・ロールトレーニングとは?
「リップロール」とは、アメリカの声楽教育の巨匠セス・リグスが提唱した練習法です。
マイケル・ジャクソンやマドンナもこのトレーニング方法を取り入れていたことで有名です。
緊張した状態で声を出そうとする時には、喉に力が入って喉が閉じてしまいます。
これを打破するためのトレーニングとして注目されているんです。
方法は簡単で、親指と人差し指(または両手の人差し指)で口の左右を押さえて、唇をぶるぶると震わせるだけです。
こちらの動画の3:12~参考になりました。確かに余計な力が入らずに、息の流れと音に集中できるので、トレーニングとしては効果的ですよね。
100人に一人しかやらない超上達ポイントとは?
それは、「録音」です。
自分の声を録音するなんて、面倒くさいし、見たくないものをみるようで嫌ですよね。
ですが、私と一緒に英語を学習している人には、まず「録音」してもらっています。
そして私が音声を添削するような感じです。
ボイトレのようなイメージでしょうか。
私は学生の時に合唱部に入っていたので、音やメロディーについても耳が肥えていると思っています。
でも、なかなか一人ではやらないんですよね。
私も初めて自分の声を録音して厳しく聞いてみたのは、英検の二次面接の時でした。
決められた時間内でしゃべり、しかも一発で合格したいというゴールがありました。
なので、そのためには「面倒くさい」とか「恥ずかしい」なんて言ってられないんですね…
無料音声録音ソフトと検索して、最初にヒットするものをすぐにダウンロードしました。
それから、自分の発音を聞いてみて、聞きづらいところ、自分がはっきり発音しているつもりでも客観的に聞いたら聞こえないものを修正していきました。
自分一人でやった作業です。
英検1級は独学だったので、スピーチの練習は一人でやりました。おそらく100回くらい録音して練習したら、合格点の平均は60%のところ、90%以上をとって合格することができました。
なので、私は音声を聞いて修正して結果を出させることができるんですね。
もちろん、言ったことをやっていただいた場合ですが…
後編は、アカデミーのオンラインサロンにアップしています。興味のある方はメルマガ登録で見て頂けます(^^)。
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